半径10メートル日記

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zoom RSS 長福丸

<<   作成日時 : 2016/07/05 03:50   >>

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貨物船「長福丸」の祝儀旗が
出てきました
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どういう経過で私の手元に来たか
忘れましたが

長福丸は ちいさい頃

乗ったこともある
家の船でした

父が貧しい漁師から身を起こして
作った小さな木造船

戦時中から戦後まもなく
瀬戸内を航行して

九州の小倉や八幡から石炭などを
運んだり(だから 父は徴用されていません)

戦後は吉野川河口から
砂や バラスを大阪の安治川あたりに

運んでいた、、ような、、
船乗りでした

この稼ぎで 私たちは
大きくなりました

冬の瀬戸内で 座礁したり
計器も十分でない小さな機帆船は

瀬戸内海といえど
危険なことも多かったでしょう

船が出航しているときは
夜 、布団に入ると 母が必ず祈ってました

「中津峰の観音大明神さま
どうか 長福丸が無事でありますように」、、、と

3回お祈りしてから 寝たものです
もちろん 私も一緒に母と声を出して言ってました

私が幼稚園へ行く前、、
ぐらいだったかも、、、

大勢の子供を抱えた母の祈りが
今は 痛いほどわかります
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で その父が結婚まもない
私達の所帯にきたとき

奈良のお土産に買ってきたのが
このスタンド
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当時 「なんと古臭い 」 、、と
一度も出すことはなかったが

今日、床の間の
天袋から出てきた

古臭い、、とは思っても 
捨てるには忍びなかった、、のだろう


今、 出して灯をつけると 

趣あるやん、、、と、、じいさんは言う
(古い時代のひとの 好みを見るような、、、、)

よそへ出かけた事も ほとんどなかった父が
娘の為に選んだスタンドは

50年の時を経て
蘇った
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